外から知る日本

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フランス国営文化🇫🇷放送プロデューサー

初代シャルル・ド・ゴール研究所理事長を

勤められた

オリヴィエジェントルマ博士の著書

 

『日本待望論 愛するゆえに憂えるフランス人からの手紙』

 

諸宗教の間の分類や宗教戦争に慣れっこになった西洋人は、

日本を知って、

そこでは一人の人間が同時に神道と仏教の信徒足りうると聞いて、

まず仰天の感情を隠し得ないでしょう。

(中略)

結婚は神式、葬式は仏式、

お寺の境内に鳥居が立ったり

菩薩が神になったりという奇天烈さを、

どう説明すべきか、

いよいよでんぐりがえるかもしれません。

 

要するに、

皆さん日本人にとって当たり前のことが

海の向こう側に生まれたものにとっては

どんなに場違いか、

ということです。

 

つまり、

われわれ西洋人の精神構造は

『対立』に基づき、

あなた方日本人の精神構造は

『和合』に基づいています。

 

願わくは、この特異性を保持せられんことを!

 

破壊せずに統合する能力は、

セクト主義が猖獗を極めつつある時代において、

絶対不可欠なる特質だからであります

 

ここ数年来というもの、

あなた方のことを考えては、

私は驚きを禁じ得ないでまいりました。

 

なぜ皆さんが、

自分自身について疑い、

ルーツから遠ざかっていらっしゃるのか、

理解に苦しむのです。

 

日本の皆さんは、

人類史上最大のf:id:mugiwaranosana:20210220225006j:image

精神文化の一つの継承者です。

 

なぜこの気概を、

あらゆる領域で

積極的に発揮しようとはなさらないのですか

 

(引用ここまで)

 

私たちは

自分たちの持っている

稀有なものを知らなすぎる

 

当たり前すぎて

 

しかし、もし

私たち日本人が

これを失ってしまったら、、

 

異なるものをもまた

受け入れ

元々あったものと和合してきた

大いなる自然にも似た

 

世界に無二の

私たち自身を

まず知ろう

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