袋背負いの心🌟

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八十神(やそがみ)

各(おのおの)も

因幡八上比売(やがみひめ)を

婚(よば)はむの心有りて、

共に因幡に行きし時、

大穴牟遅神に袋を負せ、

従者として

率て往きき

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因幡八上比売

大勢の兄たち(八十神たち)

と求婚に行くとき

 

兄たちは得意なことを

八上比売の前で披露して

自分をアピールするために

道具を準備した

 

でも沢山の道具を持って

長く旅をすると

肝心の時に披露できないので

 

弟の大穴牟遅(大国主)に

全ての道具を持たせた

 

大きな袋に

兄たちの道具をいっぱい入れて

担いだ大国主

歩くのも遅くなり

少し遅れて

着いていく

 

その途中で

兄たちが嘘を教えて

海水で苦しんでいた

白兎を救ったり

しながら

 

八上比売の元に

到着したのは

兄たちから

ずいぶん遅れてしまいました

 

しかし、

遅れて到着し

 

多分

長い道のり

重い荷物を背負っていったので

相当姿は

ボロボロだっただろう

 

しかし、

八上比売は、

大国主

自分の相手に

選びました

 

カッコつけた

一見スマートな

八十神たちには

目もくれず!

です!!

 

きっと大国主

爽やかに

重荷を背負っていったのでしょう

不平不満を言うことなく

 

カッコいいー✨

 

笑顔で人の重荷を

担いでいった

大国主も、

 

それを選んだ

八上比売も👍✨

 

この中にも、

日本人の労働に対する

深い思いが

込められているそうです

 

人の分も

笑って

重荷を背負っていく男が

 

誰よりも

カッコいい👍✨

 

男の中の男だと

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「私が至らなかったと自らを省みる」天の岩戸隠れ🌈日本的リーダーの在り方②

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よく聞く

「天岩戸に

アマテラスオオミカミさまが

入られたのは

スサノオサマが暴れるので

イヤになって籠られた」

といふ天岩戸隠れのお話

 

でも「新釈古事記伝

の中にかかれてあった解説が

1番ピッタリきました

 

素戔嗚命さまは、

もともと人間の衣食住を

国を豊かにしようと

研究に一生懸命

 

しかし、

あまりにご自分の仕事に一生懸命すぎて

ほかの神様から理解されない

素戔嗚さまはそういうこと(ほかの方がどう思っているか)

頓着されない

動物のサカハギも、

ご自分のお仕事の研究の一環

ほかの方がどう思われているのか

気持ちは考えない

 

協調性なく

ご自分の研究にただ没頭される

素戔嗚さまのことを

カミさまたちは

天照大神さまに

「何とかしてください!」

と何度も訴える

 

その度に

天照大神さまは

「彼にも考えのあってのことでしょう。

未熟なところもいっぱいあるが、

彼の気持ちを理解しようと努めましょう」

とノリナオシなさるのだが、

とうとう、

素戔嗚さまのしたことで

機織り女が亡くなられたことで

 

ついに天岩戸に籠られた

 

それは、、

 

「わたしが至らなかったせいで

こんなことになってしまった。

わたしがリーダーとして

至らなかったせいで

こんなことになってしまった。

心を鎮めて省みよう」

 

となされたための天照大神さまの

行動であった。

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ここでカミサマたちは

初めて自分たちの至らなさを

とても反省されたそうです

 

無理やり岩戸をこじ開けるのではなく

皆で協力して

出てきてくれる策を練る✨✨✨

 

ステキなリーダーと

カミサマたちの関係ではないですか😊🌈✨

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この、

何かあった時に人や状況を

責めるのではなく、

まず

自分を省みる

 

という

リーダーの在り方が、

ずっと日本人の在り方の

お手本になられたそうです🌈✨

 

 

 

古事記伝🌈 日本のリーダーの在り方その①中空構造

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氣(キ)先、

身(ミ)が後

というのはなに何も

まぐわいの順番だけにとどまりません。

 

キ(目に見えないもの)は、

ミ(物質的なもの)の前にある

という教えにも感じられます。

 

本来神道は教えがないので、

先祖の私たちに伝えたかったこと、

ということで🌈

 

さて、順調に国産みが進みますが

イザナミさまはカグツチさまという

火🔥のカミサマを産んだ時に

この世での生を終え

黄泉の国へと行ってしまわれます

 

嘆き悲しんだイザナギさまは

黄泉の国へ取り返しに行くのですが、

もうすでに黄泉の国の住人となって

しまわれたイザナミさまのお姿を見て

よもつひらさかを駆け上がり

この世に戻って来られます

 

戻られたイザナギさまは

ケガレを祓うため

禊をするのですが、

この時に尊い三貴神

アマテラスオオミカミさま

ツクヨミノミコトさま

スサノオノミコトさま

が生まれます

 

この後、

アマテラスさまとスサノオさまは

何度も何度も登場し、

古事記神代の中心人物

となっていくのですが、

ツクヨミノミコトさまは

この後1回も登場されません!!

 

三貴神なのにですよ!!

 

ここにもメッセージがあるそうです。

 

西洋のリーダーの在り方は

3人いたら1人がトップで

あとの2人は後ろに引いて従う

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日本の在り方は

真ん中が一歩引いて、

他を生かす

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これもどっちがいいわるいではなく、

日本的なリーダーの在り方

 

天皇陛下と、国民とが、

ともに歩んでいく

日本の国🇯🇵✨

 

リーダーが一歩引いて

他の人を生かす✨

 

ステキ✨だと思ふ✨

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古事記伝🌈 氣が先?身が先??

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【草場一壽さんのポストカードより画像お借りしました】

 

アメノミナカヌシのカミさまが現れた後、

タカミムスヒのカミさま

カミムスヒのカミさまと現れ

お隠れになります

 

そのあと

うましあしかびひこぢのカミサマ

あめのとこたちのカミサマ

ここまでのかみさまは

別天つ神(ことあまつかみ)

 

そのあと国之常立(くにとこたち)

豊雲野(とよくもの)かみ

 

その後に現れたカミサマから

男根と女陰を司る

生産と豊穣を管理するカミサマの登場!

 

そしてその5代目に

日本人のご先祖となられる

いざなぎ、いざなみのカミサマが登場です。

 

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たくさんのカミさまが

現れては

一度だけできえていく

 

それは

カミさまのお名前

それ自体が

言霊であったということを

お聞きしました!

 

読むだけで子孫が幸う(サキハう)

ようにとのご先祖さまたちの

お計らい✨

ありがたい♥️

 

さて、、

イザナギさまとイザナミさまが出逢われて

新しいものを生み出すために

まぐわいをするのですが、

何と!

始めに生まれたのは

ヒル

もう一回!

次は、

淡島(アワシマ)

ちゃんと形にならなかった

 

あれー??

なんでだろう??

 

イザナギさまとイザナミさまは

天上のカミサマたちに相談に行きます

何が悪かったのでしょうか?と。

(素直ですね✨✨✨)

 

どうやったの??

 

えーっと始めに、

天の御柱を回って

イザナミさんが先に声をかけて

まぐわいした

 

あっそれがだめだと思う

イザナギはんから先にお声掛けして

やり直して

 

アドバイス通り

先にイザナギさんが天の御柱を回って

先にお声掛けし

まぐわったところ、

次々に国土やカミさまが生まれた✨

 

これが内包している物語は

『氣が先で、身が後だよ』

ということ

 

キ 〜気持ち(心)が先で

ミ 〜肉体(身)が後だよ

 

との私たちへのご示唆

 

またこういうお話も

赤塚高仁隊長から伺った

 

「あなにやし えをとめを」

と先に声を掛けることで

男性は女性を輝かし

エネルギーで満たす

そのエネルギーを女性から男性に

循環させるのが

新しいものを生み出す

 

パートナーシップは、

いはば、

エネルギーの循環

 

男性は女性を輝かすのが

エネルギーが一番よく回る

一番のポイント✨

 

古事記に秘められた

ご先祖さまたちの

私たちへの愛♥️

ステキです。

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菊理姫星彩曼荼羅アーティストアーシャの作品)

古事記伝✨🌈私たちが願われていること

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弊立神宮春木宮司さまの著書

「神を受けつぐ日本人」より

 

私たちは民族の歴史や文化について、

「互いの違いを認め尊重しましょう」

などと口にしますが、

自国の歴史や文化について無知のままでは、

違いを認めようにもその資質に欠けます。

ただただ相手にすり寄って

「違いを認めた気」になっています。

歴史の中で生き残るには

「自国の歴史」

「先人の営み」に

敬意をもって接していくことが、

違いを正しく理解する基礎になると感じています。

 つまり、自分を知り、自国を知ることによって、

自主的、主体的に行動ができ、

その上で違いがわかり、他を尊重し認め合える日本人に成長していくのでしょう。

『心豊かに誇り高く生きる』とは

こういうことでしょう。

(引用 ここまで)

 

日本最古の歴史書といわれる古事記

 

神話について、当時こういうことが

あったのか、なかったのか、

について議論されることも多いですが

 

それ以上に大事なことは、

「私たちの祖先が、この物語に

どんな願いや意味を込めていたか」

ということだと学びの中で教えていただきました。

 

この中に日本人としての在り方や、

先祖が私たち子孫に込めた願いを

読み取ることができる、と。

 

古事記の始まりは

混沌とした世界が

天地に分かれだしたときに

そこにカミがいた。

そのカミの名前はアメノミナカヌシ。

 

同じ天地の創造を描いた聖書と比べると

えらい違いです。

聖書は初めに

全知全能の絶対神が天地を分けられ、

この世の全てを計画通りに

作られた!

 

古事記の始まり、

宇宙の始まりは

なんとなーく自然に曖昧に始まって、

なんとなーく、そこにカミが現れた

 

そこには私たちの祖先が、私たち子孫の民族の『彌榮』を願う心が込められているのではないか、と

伺ったことがあります。

 

なんとなーく始まったのは、

終わりを作らないため。

始まりをはっきりすると、

対の終わりも出現してしまう

 

日本人は曖昧だと言われ、

それに劣等感を感じる方もいらっしゃると思いますが、

劣等感など持つ必要ありません!

 

私たちはずっと、

何万年も前から

曖昧に作られ、生き、

だからこそ、

他のものとも和合できるのです!

そういう民族なのです😊

 

曖昧さに誇りを持ちましょう!

 

西洋のものと

日本のものと

どっちがいい、悪いではなく、

違っている、だけ

はっきりがいいって?

ほんと??

曖昧もいいとこあるよ👍

 

ということで、わたしが学んだ

古事記シリーズ✨

ゆるーく始めていきますー✨✨✨

 

日本のこころ

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日本書紀より)

初代天皇である

神武天皇が苦難の道を辿り、

兄の五瀬命を亡くし、

ついにヤマトにお着きになり

神に約束をされました

 

そのお言葉の中に

私たちたみのことを「おほみたから」

と扱われていること

「皇孫の正しきみちを養ひたまひし心をひろむべし」

天皇自らが正しい行いをし、

その姿を示すことで国を治める(シラス)

との宣言

 

そしてさいごに、

「くにのうちを兼ねて都を開き、

八紘(あめのした)を掩いて

宇(いえ)と

為(せ)むこと、

またよからずや」

とあります。

 

八紘一宇

 

みんな同じ天地のうちで

一つの家族のように

仲睦まじく暮らそう

 

天皇と人々とが一緒になって

 

とても素晴らしい国の始まりだと

思います

 

日本のマスコミでは今

「八紘」という言葉は

自主規制されているのだそうです😭

 

🇯🇵日本と世界、🌏天地の平和、

和する世界を、

世のすべての幸せな家を、

祈る人々

目に見えない祈りの力が

降り立っている

 

 

闇の底に光がある

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東京の一見本屋「読書のすすめ」の清水店長のおすすめ、

「教場」

2021年の初めに見た。(箱根も見たけど)

 

キムタク扮する警察学校の

教師、風間公親

は、

生徒をとことん追い詰める。

 

追い詰めるのは、

その生徒の心の闇。

 

普通だったら、

本人も、他人も、見て見ぬ振りして通り過ぎるか、

見ないまま誤魔化して過ぎていくような

心の闇をとことん追い詰める。

 

しかしその後、

生徒は再生するのだ、

 

闇にとことん向き合い

底の底まで逃さずに突き詰め、

 

その人自身を生かす

それは真の優しさではないか。

 

一見厳しいようで、

愛。

 

この厳しい愛が今必要だと思う。